アップル・ツリーとは

「アップル・ツリー」は“真実の愛”をテーマとして、マーク・トゥエインの「アダムとイブの物語」等、原作の異なる3つのストーリーを、「屋根の上のヴァイオリン弾き」のシェルダン・ハーニック(歌詞)とジェリー・ボック(作曲)の名コンビが作った大ヒットミュージカルコメディです。

1966年初演。1967年のトニー賞では主演女優賞を受賞しました。

全体を貫いているのは、男と女と悪魔の物語という主題です。

自分の人生を求め、迷いながらも本当に大切な愛に気づく人間の普遍的な姿を、今なお輝きを放つ、若々しさと時にはユーモラスな楽曲でつむぎます。

現在、ミュージカル「エリザベート」にトート役で出演中で、自身もミュージカル界を牽引する存在として活躍する城田優。

この「アップル・ツリー」で、かねてから念願であった演出家という立場で、現代日本にブロードウェイミュージカルの名作をよみがえらせるべく、挑戦致します。

日本での上演は久々となり、城田の演出により新しく生まれ変わるミュージカル「THE APPLE TREE」にどうぞご期待ください。

城田優コメント

この度、以前より念願だったミュージカルの演出が実現し、とてもワクワクしています。

今回演出をさせていただく「アップル・ツリー」は、僕がぜひやりたいと思い、選んだ作品です。

シンプルですが、メッセージ性が強く、人それぞれの感受性の違いをコミカルに描く中にも、違いがある人々も最終的には分かり合い、愛し合うことができるというメッセージが、とても素晴らしいと思いました。

国や宗教、人種など、違いはたくさんあれど、人類は最後は愛で繋がっているということを、世界の縮図のようなこの作品を通して、観客の方々にお伝えできたらと思っています。

素敵な作品と思っていただけるようなものをつくりあげられるよう、精一杯取り組みたいと思います。

城田優(しろた・ゆう) ●1985年生まれ、東京都出身。

2003年俳優デビュー。
ドラマ・映画・舞台等の幅広いジャンルで活躍。

舞台では、ミュージカル『エリザベート』『ロミオ& ジュリエット』『ファントム』などで主演を務めた他、『4Stars』では海外のミュージカルスターと共演を果たす。
2015年、第6回岩谷時子賞にて「奨励賞」も受賞。

ドラマではNHK『純と愛』、日本テレビ『○○妻』、TBS『表参道高校合唱部!』、映画では福田雄一監督の『明烏』などで個性的な役柄を演じ、ディズニー映画『シンデレラ』のプリンス役吹き替え声優も務めた。

2016年は、「地球ゴージャスプロデュース公演『The Love Bugs』」にてゲスト主演を務め、5月には初演出ミュージカルとなる『THE APPLE TREE』、また、6月からは『エリザベート』の出演を控える。同作では2010年に最年少でトート役を務め、2010年に第65回文化庁芸術祭・演劇部門で芸術祭 新人賞、2015年には第23回読売演劇大賞 優秀男優賞を受賞。

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